信じるということ

「信じる」で辞書を引くと、いちばん始めに「疑わずに、真実と思いこむ。」と書いてあった。なるほどなあと思うと同時に結局はただの「思いこみ」に過ぎないのかと落胆した。もちろん分かっている。きっと大事なのはその信じるという姿勢なのだろうということ。
けど、今の僕にはちょっとむずかしすぎる。
「信じる」ために何かをすべきなのか、頭のなかに構想は出来つつあるのだけど、そこまですべきなのか良く分からない。あらかたのことはしてしまったし、それによって嫌なことばかりが立て続けに判明していった。同時に小さな喜びもあった。彼は本当に僕のことを好きでいてくれているのだということ。(けど、だったら何故、彼は――)。どうして僕はそれで満足できないのだろうか。以前ならまったくこだわらなかったかもしれない。ただ、僕には彼以外見えないから、彼にもそうであって欲しいのだと思う。要するに独占欲だ。「僕をだいすきな君」ではなく「僕しかいない君」を求めている。恋愛をする上での前提条件のような気もするし、(←ひとによると思うけど)、けどそれも求めすぎなのかもしれない。僕が君をこんなに好きだから君も僕のことをそんなに好きでいてほしいなんていうのは、どうしようもない欲求だ。(それでも僕はそれを探し続ける、何故ならばそれの成立がすなわち僕のしあわせなのだから。)
思いこみではない真実が欲しい。しかし彼を信じる以外に真実を知る方法は無い。そして僕はどうしようもない不安感から限りなく真実へと近づきたいと願う。真実はどこにあるのだろう。
(昨日の日記と矛盾していてごめんなさい)