意外に多い「出会いはネット」

意外に、というかまあよく考えれば当たり前なのかもしれないけれど、最近「出会いはネットで」というひとがすごく多い。今日もお客さんで一年以上メッセしていたんだけど会うのは初めてだという二人組が飲みに来ていた。ゲイバーは基本的にそのゲイバー自体が「出会いの場」的役割を提供している面も非常に大きかったのだけど、最近ではネットで知り合い会う→二次的にゲイバーで楽しく飲むというような図式も増えてきた。それは、ゲイ同士の出会いなんてことは日常生活でよっぽどの偶然が無い限り起こらないし、今現在の実際問題としてゲイバーに出向くかネットを使うかしか方法が無いためだと言えると思うのだけど。ヘテロな人々は「出会い系」と聞くと過剰反応しがちだけど(特に中高年齢層は酷い)、ゲイの出会い系サイトはコミュニケーションツールとしての役割が非常に大きくなっているし、そもそもゲイという存在自体がどうしてもマイノリティーとして位置付けられるため少々逸脱した行動程度では驚かない・・・というか、自分を許容するために他の逸脱を許可する傾向があるのかもしれない。個人差はあると思うけど相対的にはそうなんじゃないかなあと勝手に思っている。(だって自分はいいのに他人はだめ、なんていうのはただの我が儘だ。)(我が儘な方が人間らしいけど。)どれもこれも社会的環境的な問題なのかもしれないけど、僕は「現代」を生きている限りはその社会や環境にある程度沿って生きるべきだと思う。その社会や環境がおかしいと思うひとは、無いものねだりするのではなく、何かしら行動を起こすべきだ。なんて、言うのは簡単だけど実際行動起こすのは労力がいるし勇気もいるし結果がもたらされるかも分からない。リスクも大きい。大変だなあ。ちなみに僕は結構独善的なので、現在の環境を変えようと藻掻くというよりは今ある環境という檻の中で最大限に自由を満喫しようとし、実際にはねをのばしている人間です。けど、同性愛が発覚したら死刑!なんていう環境だったとしても、(たとえ非合法だったとしても)気にせず男を求めていたんだろうなあと何故か強く感じます。