年内精算

鹿児島へ帰る前日、彼と仲直りに成功。火曜日は彼の手術日だから、月曜日は絶対に飲みに来ない、はずなのに、来た。おまけにビールをぐいぐい飲み干して行く。ビビった。後になって年末だから手術は無いと知って、なーんだだからか、と手をぽんと叩いたもののやはり少し嬉しかった。帰りしな、彼はかなり酔っぱらっていた。梅田の真ん中で、険悪になってしまったここ数日を振り返り、彼は「なんで分かってくれへんのやろうって思った」と涙を見せながら呟いた。周りは終電へ急ぐ人が数名ぽつぽつといるのみ。「わるかった」と謝って肩を組みながら僕らもその列に加わった。毎日メールを何通も交わし、電話も必ずする。仕事中にまでメールを貰えるのは嬉しいような申し訳無いような。去年の12月31日、彼から初めてメールが来てから早くも一年が経った。こんな感じでこれからも過ごして行ければ良い。