片付いたままの空間

多分、あの日(http://d.hatena.ne.jp/Kaji/20050110)以来、自分はぷつりと糸が切れてしまったのだろう。投げ遣りな日々が続いている。これからもそうなりそうだ。
何かが変わると信じていた、そしてそれに縋っていた日。何も変わらないのだということを告げられた日。少しでも変えようと彼のために空けたスペース、彼が荷物を置きに来ると宣言した空間、一ヶ月経っても全く変わることのない己の部屋、彼との関係。高校を除き小学、中学、大学と同じ僕の一番仲の良い友達は奈良の大学へ通う彼女と同棲するためにわざわざ奈良に引っ越しするらしい。正直羨ましく思った。全ては彼の言う「責任」のせいなのだろう。僕には背負わなければいけないものがなく、彼には背負わなければいけない(と彼は思っている)ものがある。彼は社会人で、僕は学生だからと言われる度に思う。
やはり、僕と彼は対等な関係には成り得ないのだと。
必ず「啓介が社会人になったら」と言われる。では今の僕はいったい何なのだろうか。将来のために存在しているのだろうか。20年間積み上げてきたものが「まだ20年じゃないか」と斬り捨てられる。しんどい。