見エない

不安だ。僕がいつも不安に陥っていることで呆れられてしまうのだろうかと思う。僕は今、何も見えていないのだろうか。それとも一つのことしか見えていないのだろうか。午後十時になって昨晩から何も口にしていなかったことに気付いた。お湯を沸かしながら日記を付けている。我が儘ばかり言っていて自分がイヤになる。考えれば考えるほど、「仕方ナイことだ」と結論付けられる。彼に求めてばかりじゃなくて、僕が進まなきゃいけないのだと思うけれど、彼は僕に取り立てて「かたちあるもの」を求めない。僕には見エない何かを僕に求めていて、それを僕はいつのまにか満たしているのだろうか。どれくらい?かろうじて?分からない。スパゲティを見事に落とした。晩飯諦めた。愛情が有形のものとして見エれば良いのになあと強く感じる。お得意の無い物ねだりは今日も健在。