二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた

 アマゾンでクリスマス(http://d.hatena.ne.jp/Kaji/20041225)に少しだけ触れた「リアル鬼ごっこ」(山田悠介)に対するレビューがふと目にとまり、爆笑した。駄作だとは思っていたけれどもここまで酷評がされているものも少ないだろう。確かに文章は破綻していたしオチは読めるし金も時間も返して欲しくなる。・・・ってこれ以上酷いことは無いか。

191 人中、186人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 

 面白いレビュー見つけた(笑), 2004/01/30 
 レビュアー: カスタマー   大阪府茨木市  
やぁみんな!
もう「リアル鬼ごっこ」は読んだかな?
あの超傑作を読んでないと、周りの友達に乗り遅れちゃうぞ!
そんなみんなのために今日はちょっとだけ本の中身を見せてあげよう!
この素晴らしい文体に君のハートもヒートする事間違いなし!

「二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた。」

「もの凄く機嫌が悪く、不機嫌な顔をして」「騒々しく騒いでいる」
「最後の大きな大会では見事全国大会に優勝」 「罪として重罪が下される」
「いかにも挙動不審な行動で」 「そう遠くなく、近いようだ」
「愛を探すしかほかないのだ」 「十四年間の間」
「うっすらと人影がかすかに現れた」
 「しかし、洋の姿は何処にも見当たらなかった。何処を探しても、洋の姿は見当たらない」
「佐藤さんを捕まえるべく鬼の数である」 「ランニング状態で足を止めた」
「遠く離れると横浜の巨大な遊園地ができた」 「三人は分かち合うように抱き合った」
「営々と逃げ続けた」 「二人は鬼たちに目をとらわれていた」

「もう一度首を右に左に素早く後ろへと回し、ぐるりと体を反転させた」
「一人の鬼が瞳の奥に飛び込んだ」 「九人の足跡がピタリと止まった」
「記憶を全く覚えていなかった」 「永遠と続く赤いじゅうたん」
「この話は人々の間とともに長く受け継がれていく」 
39 人中、36人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。 

 我慢できない。, 2004/03/26 
 レビュアー: タチバナヒロシ   東京都  
間違いが気になって、話に入り込むどころじゃありません。
『二人が向かった先は地元で有名なスーパーに足を踏み入れた』
は有名な言葉ですが、日本語がねじれているというか複雑骨折しているというか…
私は読書が好きです。日本語が好きです。だからこそ言いたい。

小説家が正しい日本語を使う。それは、八百屋で野菜を売っているのと同じ事ではないで
しょうか。品揃えは店ごとにそれぞれだけれど、基本は同じ。
せめて、てにをはくらいはきちんと使ってほしかった。

それと
『しかし、そんな翼の華々しい妄想は大きなサイレンでうち砕かれた。”うぃーん”』
命がけの鬼ごっこの始まりが”うぃーん”

笑死するかと思いました。
表現力も磨いてください。 
9 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。

 遅蒔きながら流れに乗ろう, 2004/11/27 
 レビュアー: ツギハギサキ   九州 釣り堀
紙という限られた媒体でここまで凄い作品に出会えるとは。こ
の人の文章力に最初から最後まで驚きっぱなしでした。一般人じゃ
束になってもかなわないでしょうね、この作者には。

まあ何というか、ここのレビューはあんまり参考になりませんね。
じまんじゃないですが、僕の周りではこの作品の人気は凄いですよ。
ひっぱりどころは心得てるし、スピード感だって半端ないです。
どの作品にだって、この作品ほどのものはないだろうって思うくら
いの凄さです。本当にオススメですよ。
ねこだいすき

 私事ですが昔から「ねこだいすき」で終わる縦読み文を目にするたびにツボにはまります。
 その他の酷評はhttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4835525795/customer-reviews/ref%3Dcm%5Fcr%5Fdp%5F2%5F1/249-1528847-8138721